新人研修日記③ 

2017 06 28

スタッフブログ

こんにちは。東京フイルム・メート新入社員の堀田実那です。
入社してから三週間、撮影部で研修させていただきました。
今回は、素敵な先輩方と、撮影部での日々の一部をご紹介します。

研修初日、期待と緊張と少しの不安を胸に、青山本社の奥にある撮影部の扉を叩きました。
「えっ俺が先生っすかー?よろしくー。」
浅黒い肌に、たくましい腕!THE体育会系!!
ちょっと滑舌の悪い、我が師である猪瀬さんとの出会いでした。

撮影部は、ENG(Electronic-News-Gathering)カメラを使い機動力を活かした映像収録を基本に、
フジテレビとTBSのスポーツニュース、スポーツ中継に関わる撮影を行います。
そのため球場、競技場での仕事がメインとなります。
また、他の部署よりも取り扱うスポーツ競技の幅が広く、プロ野球・サッカー・ゴルフ・フィギュアをはじめ、
マラソン・自転車レースの中継なども担当しています。
勿論スポーツイベント最高峰の五輪やW杯も手掛けており、2020年の東京オリンピックでは、
大活躍が期待できますね!

撮影部の研修で最初に行ったのは座学です。
一日の流れや服装、心構え、そして撮影で扱う機材についてなどを丁寧に教えていただきました。
マイク一つとっても、ガンマイク・ピンマイク・ハンドマイク・スタンドマイクといろいろな種類があります。
その日の撮影現場状況(屋外、屋内)などによって使い分けがされています。
なるほど、音の聞こえ方も違いがあるんですね。メモメモ・・・

取材現場に向かう前に会社で機材の準備をします。単純に用意するのではなく、一つ一つの機材に異常がないか、
チェックしなければいけません。
現場に到着してから、必要な機材がない、または、機材が使えないとなると大事故になります。
準備の際は念には念を入れてあらゆるチェックを行い、機材に異常がないかを確認することが大事です。

現場では機材を持って移動することが多いので、周りに注意しながらも、スピード感が必要となります。
また選手がどこにいるか把握し、常に先の展開を予測しなければいけません。
新人としてできる具体的な仕事としては、機材の運搬、設置とキャプション書きです。
キャプションというのは、何時何分に、何を撮影していたのかというメモです。
編集や制作の方に、分かりやすいように、先輩カメラマンが撮った画を伝えるという作業です。
モニターを見ながら、何をキャプションに記入するかで、自分の感性が試されます。

“試合を撮る”と一言でいっても、撮影を行う場所や、画の切り取り方によって、映像の印象が変わってきます。
そこで重要になってくるのが、制作ディレクターと撮り方の事前打ち合わせや、撮影場所、機材の情報を交換する
他局の撮影スタッフの方とのコミュニケーションです。
猪瀬さんはどこに行っても人気者で、撮影現場に行くたびに、いろんな方を紹介していただきました。
楽しくコミュニケーションをとることで、現場の雰囲気が良くなり、それが良い番組作りにつながっていくのだなと
肌で感じる事が出来ました。

研修の最後には、実際にカメラを触らせていただきました。
ずっしりと肩に重みを感じ、ファインダーを覗くと、そこにはモノクロの世界が広がっていました。
なんと、カメラファインダーの映像はピントを合わせやすいように「白黒」になっています。
明るさ(絞り)やピントを調整しながら、サイズやズームインなどの演出効果を作らなければいけません。
うわっ・・・
止まっているモノを撮るだけでも、ぼけてしまったり、画に収まらなかったり、とても難しかったです。
また、20分ほど担いだだけで、肩も目にも疲れが痛みになってでてきました。
これを普段の先輩方は、スポーツという動き回る対象を何時間も撮影するんですね。
技術はもちろん、体力や精神力、さらにはセンスまで、日々鍛えられますね。尊敬します!!

今回の撮影部での研修は、とても濃い3週間でした。
初めて見るもの触れるものが多く戸惑いもありましたが、先輩方が優しく、そして楽しい充実した日々でした。
「人生は一度きり!」
猪瀬さんの座右の銘をしっかりと胸に刻み、私らしく、楽しみながら、日々精進していきたいです。

今回の記事担当
堀田 実那(2017年 入社)

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