キャンプ取材担当スタッフより振り返りレポート 

2017 02 27

スタッフブログ

2月1日、プロ野球12球団がキャンプインしました。

編集部からも、毎年現地へスタッフが派遣されます。
今年は沖縄へ1人(ヤクルト・横浜DeNA・巨人担当)、宮崎へ1人(巨人・WBC担当)が派遣されました。
※巨人は宮崎(~2月12日)と沖縄(2月14日~)2か所でキャンプを実施
私は沖縄へ1月31日に入り、2月14日まで作業にあたりました。
機材のセッティング、当日ニュースの編集、
そして編集済み映像のIP伝送(インターネット回線を使った伝送)を行いました。

 

普段フジテレビ内の編集室で作業している私たちが編集機材をセッティングすることはほとんどありません。
しかしキャンプ出張では、現地のテレビ局さんから部屋をお借りして機材を一から組み立て、臨時の編集室を作ります。

私が沖縄キャンプに来るのは今回で4回目となりますが、
使用する編集機材は毎回異なり、その度に持っていく機材も変わるので、変化に対応することも必要です。

 

本社に映像を送る方法は、インターネット回線を使った「IP伝送」(※前述)が主流です。
現地のネット環境によって伝送速度などが変わるため事前にテストをして問題ないことを確認する必要があります。

キャンプでは、球団担当のディレクターとカメラマンが現場で取材し、
ディレクターが取材した素材を現地のテレビ局まで持ち帰り、私たちがニュース映像に仕上げます。

編集マンは普段、取材現場に行くことがあまりありませんが、
取材風景や現場のカメラマンの動き、また選手の実際の動きを生で見ることができるのも、
キャンプ出張ならではの事でとても新鮮です。

 

今回は球場に足を運ぶ回数が少なかったのですが、
昼間球場へ行かないからと言って仕事がないわけではありません。
私たちは映像を編集するという作業だけでなく、
前日に撮影された素材映像すべてをプレビュー、再生して
「いつ、どのような映像が収録されているのか」を毎日ノートへ書きだします…かなり地道な作業です。

取材が終わるとカメラマンが編集室まで来て、
映像の撮り方などのチェックや完成したニュースを確認します。
その際は直接カメラマンと編集マンとでニュース映像の良かった点や
問題点を話し合うこともできます。
シーズンが始まるとお互いの業務が忙しくこの様な時間を設ける事ができないので
キャンプ期間中に意見を交えておくことは今後の業務において貴重と言えます。

 

今回、キャンプ期間途中で編集スタッフが入れ替わることになっており、
前半担当の私は後半に来るスタッフがスムーズに編集作業が行えるような環境を作り、
2月14日には後輩に引き継ぎをして帰京しました。

 

 

去年までと違い「すぽると!」から「ユアタイム」のスポーツコーナーへの変更で
スポーツニュースを扱う時間も大きく変わりました。
スポーツニュースに割り当てられた短い時間の中で
「キャンプニュース」をいかに扱ってもらうか、12球団の中でも競争です。

 

各球団担当がプレゼンをし獲得した尺(時間)の中で、
カメラマンが撮ってきた映像をいかに魅力的な映像に仕上げるか。
やることは普段と同じでも、出張での作業はいつも以上に時間との戦いとなるので気が張ります。

短いニュースでも作り上げられるまでにはかなりの時間がかけられています。
このブログを読んでくださった方に、
「こうやって映像が作り上げられてるのか」と思い浮かべながらニュースを見ていただけたらありがたいと思います。

 

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今回の記事担当

村木江実子
編集部

2001年入社

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