ノッティンガム 

2017 06 21

スタッフブログ

全仏オープンテニスは6月11日(日)、ラファエル・ナダル10度目の優勝で大会15日間の幕を閉じました。
さすが赤土の王者。強かったな~、ナダル…

…見てません!

その男子シングルス決勝戦が行われていた全仏オープン最終日の午前中。
カメラ、三脚、伝送システム(撮影した素材を無線電話回線を使って日本に送るための機材)をかついで
Uber(スマホアプリで配車したタクシー)に飛び乗り向かった先は、

Gare du Nord。パリ北駅。

WOWOWで次に中継するテニス4大大会の一つ、ウィンブルドンの前哨戦となる
WTAツアー「ノッティンガム」取材のため、泣く泣く移動です。

パリ北駅でフランス出国&イギリス入国審査をパスして乗り込んだのはユーロスター!

★スマートフォンアプリで予約して、「Wallet アプリ」に送られてきたチケットでタッチするだけで大変便利!
Uber、Google map、EUROSTAR…、一人で海外取材に行きたいそこのキミ!
まずはスマートフォンを使いこなそう!★
パリ北駅を出発して10分も走ると車窓はのどかな田園地帯。動くものといえば牛ばかり。
フランスは農業大国だと思い知らされます。

ドーバー海峡のトンネルをくぐるとイギリス。
風景はあまり変わりませんが、動くものが牛から羊に変わります。
ということでパリからロンドンのSt Pancras(セントパンクラス)駅までおよそ2時間半の電車の旅。
駅でこの先1週間付き合ってくれるロンドン在住のコーディネーターと合流して、
車でノッティンガムへと向かいました。
イギリス中部の街、ノッティンガム。人口およそ30万人のこの街の近くの森に、

かつてロビン・フッドが住んでいたそうです。

そんな街の郊外にあるノッティンガム・テニス・センターで、
芝でのシーズン開幕戦となるWTAツアー「ノッティンガム」が開かれました。
ウィンブルドンまで3週間、選手たちにとっては貴重な芝のコートでのトーナメントです。
日本からは大坂なおみ選手と奈良くるみ選手が出場(残念ながら大坂選手は1回戦、奈良選手は2回戦で敗退)、
彼女たちの練習や試合やインタビューを撮影し、その素材を日本にインターネット回線を使ってIP伝送。
また、準々決勝からの生中継がはじまると、前述の無線電話回線を使った伝送システムで

「生の映像」を東京のスタジオに送りました。

陸路移動やはじめての街、はじめての大会の取材、はじめて使う伝送システムなど
なかなか刺激的な1週間の取材も無事終了。
いったんロンドンに戻って東京に帰る飛行機に乗れば、長かった31日間の出張も終わりです。
が、帰国して1週間後にはウィンブルドン中継のため、またまたロンドンに飛び立ちます。

テニス選手たちは休みなく世界中のトーナメントを回っていきます。
われわれ伝える側もしっかり体と心のスタミナつけてがんばります!

それにしても、優勝して全仏のWOWOWスタジオに生出演してくれたナダルに会いたかったよ…
(制作部・筒井青史)

メート君が行く!

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