平昌オリンピック 

2018 04 04

スタッフブログ

世界中の人々が釘付けにされた平昌冬季オリンピック。

日本の皆さんは冬季オリンピック史上最大メダル数を獲得した日本選手の皆さんに
夢中になったのではないでしょうか?

2月9日に開幕。
16日間の熱い日々でしたが、私はオリンピックという祭典を現場、韓国平昌に赴いて
業務を行いました。

私はJC-FUJI(ジャパンコンソーシアム)のユニスタッフとして、2017年9月にオリンピック派遣の任命を受け、
2月に現地へ行く前まで放送システムや機材の確認など、やらなくてはならないことが数多くありました。

私は勤続17年ですが、初めてのオリンピック現地出張。
先輩方のアドバイスを受けながら、半年の準備期間を経て2月1日に韓国へ出発。
「-20℃」「寒い寒い」と言われていたので防寒対策は万全で向かいましたが、
やはり風がとにかく冷たかったです。

私にとっては「寒い=雪」のイメージだったのですが、平昌ではほとんど雪は降らず…。
オリンピックの会場は、平昌(山側)、江陵(海側)とふたつに分かれていましたが、
江陵側では雪が積もることはなかったです。
オリンピックといって思い浮かぶのは「選手村」ではないでしょうか?
そこは名の通り、選手が滞在する場所。まるで高層マンション群のようです。

期間中、私は「メディアヴィレッジ」と呼ばれる場所に滞在していました。
3人相部屋で、バスルームは共用でしたが寝室はそれぞれ個室。
「アクレディ」と呼ばれる関係者のIDパスを持っていないと入れない場所です。

また、勤務場所は平昌にある国際放送センター(通称:IBC)というところです。
江陵にあるメディアヴィレッジからIBCまではシャトルバスでおよそ40分。
毎日、毎日この往復でした。
※ IBC (International Broadcasting Centre)

開幕までの1週間ほどは、日本選手団の現地到着素材などを収録し、それを日本の
フジテレビ本社に伝送、他にはスポーツニュース番組のニュースVTR作成やOA送出。
開幕後は競技の中継映像の収録や現地のみの分配映像などを、とりこぼすことなく収録して
伝送することが主な仕事となり、生中継があるときは中継の現場から出すVTRの作成や送出
といった作業も行いました。。

フジテレビは開幕直後と閉幕直前に生中継を抱えていましたが、最後の最後で
スピードスケート・女子マススタートの金メダル獲得の瞬間をお届けすることができました。

その時の現場のサブの雰囲気は、生放送中にもかかわらずスタッフみんなでハイタッチが交わされ、
一緒に喜びを共有していました。
フラワーセレモニーで君が代が流れる瞬間は、皆が立ち上がり、君が代を歌うという光景。
最後にこういった経験ができたのは、私にとって非常に大きなことでした。

大会期間中はメディアヴィレッジとIBCの往復のみで、さらに休みもなく働き続けたという意味では大変でしたが、
終わってみると「楽しかった」「充実していた」という感情が先に湧いてきました。
オリンピックの現地で仕事ができるということは、この業界の中でも一部の人にしか経験できない、
本当に貴重なものだと思いました。

そして、この経験が「2020年東京オリンピック・パラリンピック」にも繋がるようにしていきたいと思います。

 

記事担当: 編集部 村木 江実子

 

 

 

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